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インタビュー

(株)アートランド 林 文雄様

〈プロフィール〉

林 文雄 Fumio Hayashi

昭和27年生まれ
昭和52年 (株)林製作所社長就任
平成 5年 (株)アートランドに社名変更

インタビュー【動画】

Q.このお仕事に入られたきっかけをお聞かせいただけますか?

林氏:25歳の時に父親が体を悪くしまして、代わりに社長に就任したのがきっかけです。

Q.どのような商品を扱っていらっしゃいますか?

林氏:父親の時は、進駐軍向けの製品や灰皿などを作っていましたが、自分の代になってからは、優勝カップやメダルが多くなってきました。今はまた何か新しいものを考えなければならない時代になりましたね。

Q.東京アンチモニー工芸品の最大の魅力を教えていただけますか?

林氏:一つの材料から、鋳造方法によって様々な製品が作り出せるところですね。あらゆる物を作り出せる可能性を持っています。型を焼いて冷やしながら鋳造するという技術は、世界のどこを探してもないですね。

Q.将来へ向けての課題は何かございますか?

林氏:これからは、良いものを作ってどう売るかを考えなければいけません。インターネットを利用してうまくメディアに流したり、積極的に展示会に足を運んで販売機会を増やす努力も必要です。幸運にもアンチモニー工芸品は伝産の指定をうけましたが、後継者問題解決のためにも、もう一度工芸品の価値を高めて、業界全体を盛り上げる必要がありますね。

Q.今後取り組んで行きたいことはございますか?

林氏:鉛を使った製品は環境的な問題から厳しくなるので、組合としては10年ほど前から錫をメインに商品開発を進めてきました。今後は錫製品を世界に向けて販売して行きたいですね。

Q.今回開発された新商品について教えていただけますか?

林氏:アンチモニーの技術を生かして金属の枡を開発いたしました。今まで金属の枡は技術的な問題があって作れなかったんですが、今回それに成功しました。これから東京オリンピックに向けて、海外向けに販売を増やしていきたいですね。

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