インタビュー
GLASS-LAB代表 椎名隆行様
東京都江東区清澄白河に、平切子と呼ばれるガラス加工をメインに、割れたガラスの修復など、あらゆるガラス加工を行う1950年創業の(有)椎名硝子様があります。
そして、創業者のお孫様である隆行様が起業して始められたのが、引き出物等のギフトやプレゼント向けにオリジナルグラス製作を行うGLASS-LAB (グラスラボ)様です。
今回は、グラスラボ代表の椎名隆行様にインタビューさせていただきました。
一本のベルトで全ての機械が動く!
物語の世界に迷い込んでしまったような…
昔はガラス製品自体の質が悪く、グラスなどは飲み口がザラザラしたものが多かったため、椎名硝子様のような加工所で表面を加工する必要がありました。
こちらの加工所では、最盛期には8人の職人さんが、大量に送られてくるガラス製品を朝から晩まで次から次へと加工していました。そこで、効率化を図るために考えられたのが、一本のベルトで複数の機械を連結して、たった一つのモーターで全ての機械を動かす装置でした。
椎名様が加工所の奥にあるスイッチを入れた瞬間、どこか懐かしい感じがするモーターの稼働音が鳴り響き、ベルトがローラーの上を忙しく滑り出したかと思うと、4つ並んだ研磨機が一斉に回転を始めたのです。
それは物語の中でしか見たことがないような、そんな不思議な光景でした。